いぬの看板

あの町角を曲がれば

いぬの看板<特別編・その1>

<特別編・その1/プロローグ>

 

某日、私のところに郵便物が届いた。中には一冊の小冊子だけが入っていて、その表紙にはこうあった。

 

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不可解に思いながらも表紙をめくった。

 

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瞬時に理解した。これは、私が『生活考察』Vol.06に寄稿したエッセイ【「犬の看板」探訪記<茨城犬篇>】を叩き台にして作られた独自の報告書であると。

奥付には「N暗K太」(※個人情報保護のため一部イニシャルに変更)と署名があり、はたして参考文献に私のエッセイのタイトルが記されている。

興奮した私は『ある探訪記のための習作』を急ぎ一読した。

驚愕した。

この「N暗K太」氏は、私が提案した犬の看板探しという行為をただなぞっているだけではなく、その根底にある「犬の看板探しスピリット」としか呼べないような志をしっかりと持って探訪を実践しているのである。

この報告書は十二分に発表に値すると思った。

そのため、基本的には市区町村名を添えた看板画像だけをあげている当ブログではあるが、それを一度中断し、何回かに渡り「N暗K太」氏の報告を<特別編>と題してアップしていくことにする。

 

<特別編・その2>へ続く