いぬの看板

あの町角を曲がれば

いぬの看板<特別編・その6>

<特別編・その6>

(N暗K太・著/『ある探訪記のための習作』より)

 

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探訪記4

 

【探訪日】2019年5月1日

【市町村】福島県本宮市

【施設名】スマイルキッズパーク(愛称:プリンス・ウィリアムズ・パーク)

 

本宮市に向かう車内で母は「本宮市は、最近若者が多いんだって」と呟いた。この探訪記を書くにあたって本宮市について調べると2009年から住みやすさ県内No.1を10年間維持している事が分かった。(※3)

市のホームページは写真も伝わりやすいものを選んでいて、どのページに飛んでも簡潔で分かりやすい作りになっている。今風だ。今回僕が訪れたスマイルキッズパークはトップページに掲載されており、すぐに市のアピールポイントなのが分かる。

SKP屋内砂場で使用される「ダンシングサンド」は砂の粒子が細かくしっとりしているため固まりになり易い。感触は砂に近いが質は粘土に近い。屋内施設と屋外の公園を行き来するトンネルの入口には大木のオブジェがあり内部は洞窟さながら。探検している気持ちになる。

福島市からは国道4号線を南下する。二本松市大玉村を過ぎ本宮市街地に入ると所々で犬看板を見ること出来た。イラストは全て国見町でも見られた照れ顔の犬だ。(写真8)

SKPへと続く一本道の道中、白沢グリーンパークという野球場の入口付近で思わぬ犬看板と遭遇した。福島県浪江町の犬看板だ。(写真9)ミッキーマウスを連想させるその風貌は、アジアなどで見る偽物感はなく、目も正常でハニカミにも偽りはない。これはオリジナルだろう。

 

※3 住みよさランキングは、東洋経済新報社が公的統計を基にそれぞれの市区が持つ“都市力”を、「安心度」「利便度」「快適度」「富裕度」「住居水準充実度」の5つのカテゴリーに分類し、ランク付けしたものだ

 

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(写真8)

 

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(写真9)

 

<特別編・その7>へ続く